JOMOX Mbase11 ③ -キック音をつくろう 3つの要素-

JOMOX Mbase11 について第3回目となります。
今回は実際に JOMOX Mbase11 を使ってのキック音作りの話です。
 

Mbase 11 のプリセットについて

まずはプリセットを聴いてみましょう。下記動画でプリセットが聴けます。

youtu.be

動画ではすべて紹介されていませんが、プリセットはかなり豊富といえます。即戦力になりそうなキックも見つかるでしょう。ただ、せっかくのシンセサイザーですので自分で作ってみたいところです。
またプリセットの宿命ですが、比較的派手なキック音が多いように思います。主張が強い分、プリセットのままでは曲に馴染みにくいかもしれません。アタック感も少し遅めが多いですね。
もちろん自身で色々調整できるので「もう少しタイトな音にしたい」とか「アタック感を強めたい」とかなんてことも可能です。


Mbase 11 のパラメーターについて

Mbase 11 にはキックを生成するための様々なパラメーターがあります。思うがままに色々いじって新しいキック音を見出すのもいいですが、思い描くキック音も作りたいところです。ということで今回はざっくりパラメーターを紹介したいと思います。(本当にざっくり)

 

では、分かりやすいよう前回紹介したMaxのデバイス画面を使って説明したいと思います。

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この画像を見るとコントロールできるパラメーターは16個あります。実機にはLFOに関するパラメーターがまだありますが、基本的な音作りはこの16個で済ますことができるでしょう。

まず Mbase 11 で音を作るにあたってこのパラメーターは3つの要素に分けることができます。では下の画像を見てください。

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Volumeを除いた15個のパラメーターを3つに分けました。
これは青い線で囲った部分が「キックの芯」となる部分に関係あるパラメーターで、赤い線が「キックのアタック」に関係するパラメーターとなります。白い線は「LFO」を調整するパラメーターですね。

 

キックを作るにはこの青い線と赤い線で囲った部分のパラメーターを操作することになります。LFO をいじらなくてもかっこいいキックは作れますが、個性的な音を作りたいときに活躍します。

おすすめの作業手順

では最後におすすめの作業手順を紹介します。

  1. LFO はOFFに
    これはさきほど述べた通り個性的な音を作る分には良いですが、狙った効果を出すのは難しいです。始めはOFFにしたほうが作りやすいでしょう。

  2. キックの芯から作り初めて太さと音の長さを決める
    青い線で囲んだ部分ですね。音程や音の長さで低域部分を作っていきます。

  3. キックのアタック感を作る
    赤い線で囲んだ部分です。アタック感を決めることでカツンとした硬質なキックなのかモッチリとしたキックなのかを決めます。

  4. 2~3の作業を繰り返す。
    複数のパラメーターが複雑に組合わさるため一度ではうまくいきません。希望の音になるまで微調整を繰り返します。

次回は芯となる部分とアタック部分の作成についてもう少し踏み込んだ話をしたいと思います。